現実とファンタジー

物語を作る時の考え方の検証です。
個人的な考えなので、そーゆーのがヤな方はスルーの方向で。
 
小説でも漫画でも、物語を作るコトは同じで。
作中に説明が必要無くても、裏設定ってのは必ず必要で。
作り込みの甘い物語は、薄っぺらくなる。
短編であろうと、掌編であろうと、それは同じだと思うのですね。

自分のコトは棚に上げて書いちゃうケド、
ネット小説とか読んでいると特に思うんだけど、安易に作りすぎだよね。
一時期流行ったケータイ小説なんかも同じで、
一度雛形が出来上がってしまうと、
それに沿った他者の物語がどんどん出てくる。
雛形に沿ったストーリー展開さえあれば、誰でも書けてしまうような。
歴史小説とかもそうなんだけど、
史実を並べていけば物語になると、勘違いしている人たちがいる。
ライトノベル全盛期を経て、ファンタジーも同列だと思う。

とにかくね、設定で読ませようとしてしまう。
確かに設定は必要なんだけど。
設定だけで、結構なページ数を書けて(描けて)しまうのだけど。
それはあくまでも設定であって、物語ではないと思うの。
でも、設定を物語だと考えている人が多いのね。
ちょっと違うかなーって、考えてる。

まぁ私もどちらかと言えばハイ・ファンタジーを得意としている方だし、
しかもその中でもエピック・ファンタジーなんてジャンルを好むモノだから、
同類と言えば同類なんだけど。

画像
龍退治とかね。

設定で読ませるコトは可能だけれど。
本当の意味で、それは物語ではないと思うので。
ある時、そんな特殊な設定抜きに物語が書けるだろうか?
と、考えて。
敢えて現実世界だけをテーマに、小説を書いてみたりもしているんだけど。
やってみると、結構難しいんだよね、コレ。
だから、続けていけば何かが得られるとも、思っているんだけど。

設定を並べてもね。
人は、感動しないのよ。
これは、一番大切な部分だと思う。
設定で共感する人なんていないでしょ?
物語と設定は違うという証拠だよね。

文章や絵の上手下手はあるけれど。
素晴らしい論文のような文章が書けたとしても、それは物語ではないし、
小説としては何の意味もない。

でも、物語を構成する部分で、設定は必ず必要で。
そこがわからないと、いつまで経っても、物語作りは上達しないと思うのね。
モチロン、人のコトは言えないのだけど。

で、話を戻して。
ファンタジーの書き手がもの凄く多いと思うのね、web小説ってば。
現実と違い、ファンタジーこそ、裏設定が膨大になって、大変なのにね。
そこがおざなりになっているから、薄っぺらいファンタジーが多いんだなーと思う。

みんな、どれくらいの設定をしているんだろうね?

他の人は知らないから、自分を参考にしてみた。
アマチュアの私ですら、設定はいっぱい考える。
物語の登場人物、それぞれ一生分の出来事は取り敢えず考える。
どんな両親から生まれて、どんな経済状況で、
どんな地域で育って、どんな宗教や教育を受けたのか。
何歳の時に何があって、兄弟はどうしているのか。
親戚や近所の人はどうだったのか。
人生観は?考え方は?話し方は?
土地柄を考える時は、その土地の歴史も考える。
気候や風土は?
土地の人柄は?人種は?衣装は?
政治は?治安は?
交通は?交易は?
様々なコトを考える。
短編の人物設定だけで、ノート一冊分になる。
そこから、物語の骨子に入る。
また、ノートがいっぱいになる。
短編一作出来上がるまでに、薄いノートなら3冊以上になる。
画像
(参考:私の物語設定資料集ファイル)

ファンタジーやSFだと、そんな感じ。

現実物だと必要ない設定が、そこには必要になってくる。
だから、設定で読ませる気になるのだと思う。
でもやっぱり、それは違うんだよね。
設定だけでいいのなら、歴史年表を読むのと変わらない。

物語というのは、そこに人物が息づいて、
様々なコトを想って、生きていく。
出来事の羅列では決してない。

そして、一番大切なコトがある。

自分が何を伝えたいのか。

それがないと、物語は面白くない。
漠然とでもいいから、伝えたいコトがないと、意味がない。
良質の物語には、必ず、何かしらの想いやメッセージが入っている。
あからさまではなくとも、伝わる何かがある。

設定に頼って、物語を作らないように気を付けたい。
いつも、伝えたいコトがあるから、物語を書く。
私はそうでありたい。
人の生き様でも、想いでも、何でもいい。
伝えたいコトを書く。
きっとそこに、個々の素晴らしい個性と世界が隠れていると思います。

あなたの伝えたいコト。
きちんと伝わる物語が書けていますか?







物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室
岩波書店
G.ガルシア=マルケス

ユーザレビュー:
正しいブレインストー ...
ガルシアの談話集ガル ...
ワークショップのクオ ...

Amazonアソシエイト by 物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

驚いた
ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック